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大阪ん♪ラプソディー

ニッポン、チャンチャン!
2年後のオリンピックに向けて、様々な動きが目に見えるようになってきた。開会式の総監督も狂言師の野村萬斎氏に決まった。年齢といい、知名度といい、まずます妥当な人に決まってホッとした。
 演出とはいえ、国の意向や決まり事で雁字搦めらしく、代理店の描いた青焼きに頷くことがお仕事だと聞いたことがある。それだけでも大変だろうが頑張って欲しいものである。
 スポーツ好きの私も一時オリンピックの演出をするのが夢だったことがある。しかし「東京オリンピック」という枠でお江戸を演出というと、出来ることは限られている。
 きっと江戸っ子ならではということで、町人の格好をしたふんどし一丁の男たちが祭りの神輿を担ぐのだろう、後ろでは祭囃子と和太鼓がかき鳴らされ、花火が上がってフィナーレになるに違いない。
 一昔前の扮装をした歌舞伎の花魁道中なんかも登場するかもしれない。夜とは言え、くそ暑い日本の夏にあの綿入れの着物を着て歩いてたら誰か熱中症で倒れるんじゃないかと、今から心配だ。やるかどうかも決まってないのにハラハラする。
 政府は2020年はなるべく打ち水なんかで街の気温を下げ、浴衣を着て涼をとるように促した。あほか? ほんまの江戸時代かっ? 打ち水って土の道に水撒くから温度差がるんちゃうん? アスファルトに水撒いてもあっという間に蒸発するわい! と思わずニュース番組にツッコミを入れた。
 浴衣を着るって…男はまだいいよ。女は真面目に浴衣着たら暑くて死ぬよ。着物は胸から腰までぴったり身体包んで風通さないんだから! と叫んでしまった。
 第一働きながらいつ浴衣を着れるというのだろう。謎の多い政策だ。国会議員はみんな着るのだろうか?
 学生にボランティアしやすいように、大学に休みを多くしろと言い出したし…。
 サマータイム制を実行するという話も出ている。うん、サマータイムって元々は明るい間に仕事をするという意味合いで作られたはず。暑さ対策とちゃうから、とここでもツッコミ入れたが、2時間も時間を繰り上げるとか言い出している。
 いやいや、そんなことしたら社会流通せぇへんで! という声も上がりだしてるが…なんだろう、今後なにが起きるのか、逆に楽しみになって来た。大丈夫か? ニッポン!