
- たくさんのサンプル品が毎日社長室に
届けられる
- 毎日たくさんのサンプル品が社長室に届けられます。それらのサンプル品に図面はなく、社長自らが「美しいか否か」の判断で採点を行い、一つひとつに対してコメントをつけて製作者に返却します。採点は都度集計され、月間と年間の最優秀者が表彰されます。ものづくりに懸ける当社独自の「美しさ評価制度」は「安・正・早・楽(あん・せい・そう・らく)」そして「美」を生み出します。
- 安:安心・安全
- 正:正確・正直・適正価格
- 早:タイムリーに
- 楽:お客様の手間を省く・楽しく仕事をする

- 三協精器工業のお客様の(ばねの納入先)約25パーセントが農業機械メーカー
- 20年ほど前から一次産業に参入したいと考えており、農業の勉強を進めておりました。
農業を行う理由としては私たちが農業を行うことで、「最終消費者」になることが出来る。つまりユーザー目線でモノづくりを行うことが出来ると考えたからです。ただ農業を行うにあたって、売り先(つくったものを販売する場所)が同時に必要となると考えました。
何を売るのか?を考えたとき、牛や豚はすでにブランド化されていたり競合が多くなる。という理由から羊に着目した。
羊なら、ブランド化が確立されていない、または牛のようにA5ランクなど、生産状態を評価されるしくみもない。というさまざまな理由から新たな可能性を見出せると考え羊農家をすることに決めました。
2018年に北海道の飲食店(羊肉専門店/士別バーベキュー)をグループへ招き入れ、飲食事業が先行してスタートしました。
- 福利厚生・社員同士の交流の場として
- 飲食事業では、三協精器工業の福利厚生の一環として社員が食事することができるような制度も整備し、グループ間の交流ができるような体制をつくりました。
- その後、2020年に
士別三協株式会社を設立
- 農業事業部では40頭(羊)の飼育からスタートし現在は200頭以上(2025年4月現在300頭以上)の羊を飼育しております。
士別の町は冬はマイナス30度の世界になるので除雪は欠かせません。それ以外の季節でも牧草を集めたりするために使うトラクターやコンバインなどを三協精器工業のお客様から購入し、農業事業部で使っております。
同じグループで作り手と使い手が見える化することでこれまで使い手を想像しながらものづくりを行っていた職人の目が変わり、モチベーションもアップにもつながったかと思います。使い手の声も直接聞くことが出来るのが強みでもあります。
また、営業部の社員もより機械の使用感を詳細にお客様にフィードバックすることが出来るようになりお客様とよりもより深い所の話が出来るようになったと言っておりました。
2022年に士別市と包括連携協定を結び、グループを通じて、農業と製造業を市内で行い地域の発展につなげていきたいと考えています。
また2023年7月には北海道工場として士別市に稼働を控えており、グループ会社ではなく三協精器工業の工場でもお客様から購入した(自社のばねが組み込まれた製品)農業機械を使う日がやってくることでしょう。