大阪ん♪ラプソディー【第1回】

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「大阪人の打ち合わせ」


 初めまして!今回からエッセイの連載をさせていただきます。わかぎゑふと申します。普段は演劇をやってますが、たまにテレビに出てコメンテーターしたり、エッセイも書いてます。
 しかし世の中変わりましたねぇ。実はこの三協精器工業さんからのご依頼はなんと赤松社長がフェイスブック上で下さったものです。
 ご存知ですか?「フェイスブック」というネット上の広場に自分の看板をかけて、そこに出身校やら、趣味など書いた履歴書みたいなものをかけておくサイトです。
 そしてその看板を眺めながら「友達になりませんか?」という手紙を出すと、返事が来たりするんですねぇ。変なシステムだなと思っていたら元々はアメリカの学生がナンパが目的で始めたとか!それで納得しました。
 私も素人なので詳しく知りたい方は赤松社長に聞いてください。なんて・・・問題はそのフェイスブックでお仕事をもらったということです。一見、これは情報の流れがネットの世界で広がったように見えますが、実はものすごく個人的な依頼であり、顔も見ない前から親密なお付き合いになる不思議な世界です。要するに私は赤松社長にネット上でナンパされたってことでしょうか。
 ご依頼の趣旨は「大阪らしいエッセイを」ということですが、この出会いこそが大阪人らしかったです。「エッセイ書いて欲しいんですけど、うちの会社のホームページ一回覗いてください。」と社長からメールを貰って見ると「バネの会社かぁ。堅そうな感じやなぁ。」と思いましたが「まぁ、大阪の会社やしええか。ほな書きます。」というノリになってしまいました。
 で、一度本社に伺ったのですが、その時、広報担当の濱岡さんに「あれがうちの副社長です。」と茶トラの猫を紹介されました。
 その後、赤松社長と3人でランチを食べに行って楽しく過したのですが、けっきょく何を書くとか、いつ始めるなどの話には一切及ばず、単に美味い飯食って帰ってきただけという結果に終わりました。
 事務所に戻ると「打ち合わせどないでした?」と聞かれたので「副社長が猫やった。パスタ美味しかったわぁ。」と答えると、「連載するんですね。」と笑われました。
 正しい大阪人の打ち合わせは、相手をいかに信用するかであり内容ではありません。うちの事務所のメンバーにはそれが分かったのでしょう。
 そんなわけで居心地良く連載を始めさせてもらうことになりました。今回はお目見えですが、これから大阪のあんなことやこんなことを書いて行きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします!
 ところで・・・三協精器工業さんは何のバネを売ってるんですか?ベッドのスプリング?ボールペンの中のバネ?すみませーん・・・もう一回ホームページ見ておきます。

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